新たな環境・経験を求め、新卒入社した会社を飛び出し転職を決意する第二新卒の方は少なくありません。

現状に満足することなく、理想を目指して新たな挑戦をするのは素晴らしいことです。しかし一方で、「第二新卒」と検索すると、

「第二新卒 やばい」
「第二新卒 やめとけ」
「第二新卒 厳しい」


といったネガティブなワードが並びます。

第二新卒で転職する場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。第二新卒の転職で失敗しないためのヒントをお伝えします。

第二新卒で転職する理由

厚生労働省の調査によると、新卒の32.0%は入社後3年以内に離職していることが分かっています。

では実際に、どのような理由から転職する第二新卒の方が多いのでしょうか。独立行政法人 労働政策研究・研修機構が平成29年2月に発表した調査によると、新卒3年以内離職者の男女それぞれに占める、各理由で離職した人の割合(回答率)は以下のようなデータとなっています。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」

離職理由として挙げられた項目を上から見ていくと、このようなネガティブな項目が目立ちます。

労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため
人間関係がよくなかったため
自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため
仕事が上手くできず自信を失ったため
ノルマや責任が重すぎたため
賃金の条件がよくなかったため

しかし全てがネガティブというわけではなく、以下のようなポジティブな理由も見受けられます。

キャリアアップするため
希望する条件により合った仕事が他に見つかったため

このように、第二新卒の退職理由は人によって様々であり、場合によってはプライベートや健康上の理由も絡み合うことが分かります。

なお、第二新卒の定義や企業から重視項目されている項目については、こちらをご覧ください。

【第二新卒とは?】第二新卒で転職する割合と重視されるポイントを解説!

 

第二新卒の転職活動は時間をかけて望むべき

第二新卒で転職したい理由がポジティブなものであれネガティブなものであれ、共通して必ず気をつけるべきことがあります。

それは

転職活動は、焦らず十分に時間をかけて望むこと


です。

今の会社を辞めたい、早く次の環境に行きたいという気持ちが高まると、目の前の求人の数々が今より魅力的に見え、すぐに行動に移したくなる人も多いと思います。

しかし、すぐに目の前の求人に飛びつき、勢いでアクションを起こしてしまうのはおすすめしません。

なぜならば、準備不十分なまま転職活動をスタートすると、第二新卒という人生初の転職が失敗に終わってしまう恐れがあるからです。

 

第二新卒で転職に失敗してしまうパターン

仕事のミス

では、具体的に十分な準備を行わないまま転職活動を行うと、どのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは、第二新卒での転職が失敗に終わってしまう3つのパターンを紹介します。

失敗パターン①:転職先が自分の理想と合わない

失敗1例目は、

理想を求めて転職したにもかかわらず、結局転職先も自分の理想とは合わなかった


というパターンです。

今の環境を離れたいという気持ちが先行するあまり、場当たり的な転職になってしまうリスクが伴います。また、

「今の環境よりお給料が高い」
「今の環境より仕事の幅が広い」
「今の環境より社風が良さそう」


など、新卒入社した1社目との比較ばかりを意識して企業選びをしてしまい、選択の視野を狭めている恐れもあります。

結果、転職したことを後悔したり、別の企業も比較検討しておけばよかったと嘆いたりする事態となりかねません。

失敗パターン②:転職後に活躍できない

失敗2例目は、

新たな活躍の場を求めて転職したものの、転職先の業務をキャッチアップできず、思ったような活躍ができない


というパターンです。

第二新卒での転職は中途ほど実務経験を重視されず、未経験でポテンシャル採用されるケースも多くあります。
参考記事:https://blog.exwork.jp/daini_shinsotsu

しかしポテンシャル採用とはいえ、新卒のように手厚く一から育成してもらえるとは限りません。初めての転職・慣れない職場で、未経験業務をキャッチアップするのは想像以上の労力を要します

新卒入社した同世代が既にバリバリ活躍している状況だと、即戦力になれないことを引け目に感じてしまう方もいるかもしれません。

 

失敗パターン③:志望の企業に受からない

最後の失敗例は、

準備不足のまま転職活動を開始してしまい、志望の企業から内定をもらえず転職失敗となる


というパターンです。

学生の就職活動の時とは異なり、現職で仕事をしながら転職活動を進めるのは、想像以上に大変なものです。

「数年前に就職活動をしているから大丈夫」と十分な準備を行わないまま選考に臨むと、自分の魅力をアピールできずに残念な結果が待っているかもしれません。

転職することを潔く諦めて現職に留まる方もいれば、志望順位を下げながら企業へのエントリーを続け、妥協の転職となってしまう方もいます。

 

第二新卒の転職を成功させるには

転職成功

一大決心して初めての転職に臨むからには、上記のような失敗は絶対に避けたいですよね。

では、どのようにすれば第二新卒での転職を成功に導けるのでしょうか。ここでは3つのプロセスを解説します。

まずはキャリア設計を描く

「転職先が自分の理想と合わない」リスクを避けるために、まずはご自身のキャリア設計を描くことから始めましょう

理想のキャリアはどのようなものでしょうか?
そのためになぜ転職が必要で、転職先でどのような経験を積みたいでしょうか?

1社目に経験したことを棚卸しし、キャリア設定を行いましょう。その上で理想のキャリアを実現するための転職先を選んでいきます

仕事が向いているか迷ったら【自分に向いている仕事を知る方法】

転職先で活躍できるスキルを習得する

第二新卒の転職では実務経験を求められることは多くありません。従って、実務上必要となる専門スキルや知識は、内定獲得後、あるいは転職後に学習開始すれば十分です

しかし「ポータブルスキル」については、転職前に身に付けておくことをおすすめします

ポータブルスキルとは、「部署や企業、業界が変わっても通用するスキル」のことを指します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ビジネスパーソンが磨くべき3つの能力【あらゆる仕事で活躍するための「武器」とは】

 

転職前にポータブルスキルを身に付けておくことで、面接時に高く評価されるだけでなく、「ポータブルスキル」の名の通り、転職後にもスキルを活かして高い成果を出すことが可能です

 

具体的な選考対策を行う

キャリア設計、スキル習得を行ったのちに、いよいよ選考対策に入ります。

具体的には応募企業の選定、応募書類の作成、面接対策を順番に行っていくことになりますが、このとき軸となるものは「キャリア設計書」です。

どこの企業に応募するべきか、どのような志望理由を伝えるべきか迷った際は、描いたキャリア設計に立ち返り、準備を進めましょう。

 

終わりに

ここまでで、第二新卒の転職で失敗してしまう3パターンと、失敗を回避するための方法をお伝えしました。

冒頭にもお伝えした通り、現状に満足することなく、理想のキャリアを目指して新たな挑戦をするのは素晴らしいことです。

しかし、勢いだけで転職すると失敗する恐れは十分にあります。

十分な準備を行った上で、納得のいく転職を行い、キャリアの成功を掴みましょう。

 

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