年末年始は、ご自身の1年の仕事を振り返り、新年の新たな目標設定をするのに最適な時期です。

そして目標設定を行う上では、まず「目的」を明確にすることが欠かせません。
目標は、目的を達成するために設けるものであるからです。

今回は、「目的」と「目標」の違いを解説したのちに、具体的な設定方法をお伝えします。

「目的」と「目標」の違い

広辞苑によると、目的と目標はそれぞれ以下のように説明されています。

・目的:
成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。

・目標:
目じるし。目的を達成するための設けた、めあて。

参照元 ー 岩波書店『広辞苑』

まず「目標」から見ていきます。

広辞苑の説明から、「目標」は「目的」の達成のために設定するものだと分かります。
目的に向かう「標(しるべ)」が目標であるということです。

目的と目標

次に、 「目的」について見ていきます。

目的とは「成し遂げようと目指す事柄」、簡潔に言うと「成し遂げたいこと」です。
また、「行為の目指すところ」を意味することから、「なんのためにその行為をするのか」の答えが目的であると言えます。

 

仕事における「目的」と「目標」とは?

仕事における目標と目的

ここからは、ご自身の仕事における「目的」と「目標」を考えていきます。

仕事における目的とは、「仕事を通じて成し遂げたいこと」です。
そして仕事における目標とは、「仕事を通じて成し遂げたいことを達成するための標(しるべ)」です。

ご自身の仕事における目的、つまり仕事を通じて成し遂げたいことはなんでしょうか?
そのための標となる目標はなんでしょうか?


多くの方は、仕事における「目標」には馴染みがあることと思います。

勤務先によっては、年度始めに上司とともに年間目標を立てているケースもあるでしょう。
また、日々の業務においても、会社やチームで何かしらの業務目標が設定されているはずです。週単位や1日単位、1時間単位などでKPIを設定している方もいるでしょう。

しかし、「目的」についてはどうでしょうか。

「仕事における目的」と聞かれてピンとこなければ注意です。
目的がなく目標だけを追っていると、しんどい思いをしてしまう可能性があります。

 

「目標」だけでは主体的に働けない

残業

なぜ目的がなく目標だけを追っているとしんどい思いをしてしまうのでしょうか。
それは、目的がないと主体的に働くことが困難になってしまうからです。

ノルマと目標の違い

「しんどい」と聞いて思い浮かべる言葉の一つに、「ノルマ」があるかもしれません。
「〇日までに〇円の売り上げを達成あげろ」「〇月までに◯社と契約を結べ」といったものです。

「ノルマ」は辞書で調べると、次のような意味になります。

・ 一定時間内に果たすよう個人や集団に割り当てられる標準作業量。
・ 各人に課せられる仕事などの量。
   参照元 ー Goo辞書

「割り当てられる」「課せられる」という説明から分かるように、ノルマは自らが主体的に設定したものではなく、会社や上司から言い渡されるものです。

目的ありきに設定する「目標」とは、意味合いが異なることが分かります。

ノルマは必ずしも悪ではありません。しかしノルマの先にある目的が分からない場合、社員はその意義を分からぬまま、とにかく数字を出さなければならない意識になります。もしくは、数字を出すこと自体が働く意味であると勘違いしてしまいます。

この状態で仕事を続けていても、モチベーション高く、主体的に働くことは困難です。
そしてこれは、ノルマのみならず、目的の分からない「目標」に対しても同様です。

目的があるからこそ、そのための目標に対して主体的に取り組むことができると言えます

 

「目的」と「目標」の設定方法

目標設定

ではここからは、具体的にどのように目標設定を行うかを解説します。
今までお伝えしてきた通り、目標設定する前に目的を設定することが必要となります。

まずは「目的」を明確化する

まずは「仕事を通じて成し遂げたいこと(目的)」を明確化しましょう

目的は必ずしも大きいものでなくても問題ありません。例えば会社のサービスに共感しているのであれば、

「素晴らしいサービスを多くの人に届ける」


ことでも良いでしょう。
あるいはご自身にフォーカスして、

「将来独立する」


なども立派な目的です。

 

標となる「目標」を定める

目的が定まったら、次はその目的を達成するための標となる「目標」を定めます
目標を設定する際は、最終目標と中期目標、短期目標など時系列に分けて立てることをお勧めします。

最終目標を定める

最終目標は、目的が最大限に達成された時の状態です。

先ほどの目的の例から最終目標を定めるのであれば、例えば以下のようなものが設定できます。

目的:「素晴らしいサービスを多くの人に届ける」
→最終目標例:「◯年後に◯人にサービスを購入してもらう」

 

目的:「将来独立する」
→最終目標例:「◯◯のスキルと経験を◯年までに身につける」

 

中期・短期目標を定める

最終目標が決まったら、次はそこに至るまでの道のりとして、中期的な目標と短期的な目標を立てます

最終目標が数値を伴うものであれば、それを小さくしたものが中期・短期目標になるでしょう。数値を伴わない最終目標であれば、それに繋がる指標となるものを設定します。

先ほどの目的、最終目標の例から中期・短期目標を設定するの出れば、次のようなイメージです。

目的:「素晴らしいサービスを多くの人に届ける」
→最終目標例:「◯年後に◯人にサービスを購入してもらう」
→中期・短期目標例:「◯ヶ月で◯人にサービスを購入してもらう」

 

目的:「将来独立する」
→最終目標例:「◯◯のスキルと経験を◯年までに身につける」
→中期・短期目標例:「◯月の模試で合格ラインに到達する」

 

これらを決めることで、主体的にブレずに仕事に向き合っていくための芯を作ることができます。

 

「目的」と「目標」を定めたら

目的と目標を立てたら、ここからも重要です。

ここから何をするかというと、短期的な目標に向かって全力で取り組むことです。
まずは短期的な目標の達成を目指して、自分のできることを最大限にやっていくということです。

この時にも、ノルマのようにただ短期的な目標を掲げているだけでは、途中で楽したり諦めたりする可能性があります。
しかし、
目的を定めてそれにたどり着くための中長期の目標も定めていることによって、ブレたり諦めたりすることがなくなります

一番重要なのは

「目的」を心に持ちつつ、目の前の「目標」の達成に向かって全力で取り組む


ことです。

 

まとめ

ここまでで、「目的」と「目標」の違いとその設定の仕方をお伝えしました。

〈目的と目標の設定方法〉
①まずは目的を明確化する。
②次にそこに至るまでの道のりとして目標を設定する。
③そのあとは、目の前の目標に向かって全力で突き進む。

 

ぜひ、まずは芯となる目的を明確化するところから始めてみてください。

 

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